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2014年01月

2014年2月 Live info

お正月から1月一杯は毎年以外と長く感じるのはなぜでしょうか?
ところが、2月,3月はあっという間に過ぎるのが毎年の事。
でもこの1〜3月は自分にとってはInputの大切な期間でもあります。
ということですが、変わらずライブハウスでお待ちしております!


2/1(土)
千葉市若葉文化ホール『若葉ジャズ2014』
info 千葉市若葉文化ホール TEL043-237-1911
弘田三枝子(vo) 大原保人(p) 吉岡大輔(ds) 今尾敏道(ts)

2/3(月)
六本木 Satin Doll SATIN DOLL JAZZ VOCAL NIGHT
TEL 03-3401-3080
二村希一(p) 二本柳守(ds) 高橋里見(as)  

2/8(土)
西新井 カフェクレール
TEL 03-3880-6645
矢野沙織(as) 吉岡秀晃(p) 小松伸之(ds)

2/9(日)
神楽坂 The GLEE
bf Jazz School ピックアップライブ"bf ヴォーカル祭り"
TEL 03-5261-3123
平賀マリカ(vo) 田窪寛之(p) 井上智(g)
+bf Jazz School平賀マリカヴォーカルクラス生徒4名

※下記までご予約をお願いいたします。
●ご予約 : お店もしくはbf Jazz Schoolまで
⇒神楽坂The GLEE:TEL 03-5261-3123
  ※お店のホームページからネット予約も可
⇒bf Jazz School:TEL 03-5832-8633 
             mail  こちら

2/28(金)
浅草 THE GATE HOTEL雷門 13F Restaurant & Bar
TEL 03-5826-3877
サラ・レクター(vo) 田村和大(p) 土井徳浩(cl)


kenbass_face  at 16:52コメント(201)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

1/13 立川 Jesse James での再会セッションとその顛末

1/13 立川 Jesse James で国音ジャズコース卒業生たちと一緒にライブがありました。
卒業後バークリーに留学中の小田桐和寛(ds)が一時帰国しているという事で、彼よりひとつ後輩の寝占友梨絵(vo)から昨年末のbf Sessionの時に一緒にライブを、と誘ってもらいました。メンバーは小田桐くんと同級生の佐々木はるか(sax)、兼松衆(piano)、という面々。
この世代のジャズコース生は個性的であり、優秀なメンバーがたくさんいて、卒業後もしっかり活躍しています。そんなメンバーでのライブという事で、「中央フリーウエイ〜♪」を飛ばして立川に向かいました。みんなとの久しぶりの再会を喜び (お店のマスターとも)、さあ、楽器をセッティングしてリハーサルをはじめよう、と気持ちも穏やかに高まっているその時、事件が起こりました。
ベースケースのファスナーをかがんで開けようと思った瞬間、「びりびり」とズボンがいやな音をたてました。一瞬「うん?」と理解に苦しんだのち、大変な事体になったことに気がつきました。ズボンのおしりが裂けたのです。そして頭のコンピューターがいつになくフル回転。立ったままではその状態が把握できないけど、1.妻に本番までにズボンを届けてもらう 2.今みんなに申し出て、リハやめてズボンを買いに行く 3.リハ後にユニクロに走る! 1と2は現実的じゃなかったので、却下。譜面が配られるわずかの時間に「立川 ユニクロ」とググって、何事もなかったようにリハーサルがはじまりました。インスト、うたもの合わせて2セット分。さすが音大卒業生。ややこしい譜面も難なくこなし、バンドのサウンドも予想以上に素晴らしい。そしてテクニックはもとより、それ以上の音楽的なスキルがものすごく高い。全員がサウンドを丁寧に紡ぐ術(すべ)を知っている。
そんな結構感動的なリハも時間が来て終了。しかし、本番までそれほど時間がない。試着してお直ししてステージに立つなんてこれは無理。では何とか傷口を広めないようにそっと歩いたり座ったりして、このまま過ごすしかない、という結論。実は帰宅するまでその傷口は見られなかったのですが、パックリ15cmほど裂けてました。ただ、ちょうど見えにくい場所だったのが不幸中の幸い・・。
ライブは彼らの同級生や、現役の学生、ご家族、そしてファンの方々、と満員御礼。リハで感じたサウンドの良さは本番ではさらに「お・と・な」な仕上がりになりました。もうしっかり活動しているメンバーなので、あえてぼくが意見するべき事はないけど、メンバー全員、ちゃんと聴きあっているし、主張もあるけど、ちょっと引いて聴かせる技もある。とてもバランスのいいプレイヤーに成長していました。実は演奏中一回「うるっ」てきちゃいました。彼らと知り合って母校で一緒にジャズを学べて、何年か後にこうしてまたステージで一緒に立てるとは。このちょっとした時の熟成がよかったのかもしれませんね。これからさらなる熟成がとても楽しみです。
そんな特別な時間だったので、ズボンのことはすっかり(いや、ちょっとは)忘れられていたのですが、ライブ終了後、聴きにきてくれていた弟子のウッチー(bass)にスボンの事を告白し、見た目大丈夫かどうか確認しました。「いや、全然わかりませんよ (笑) 」という言葉に救われ、Jesse Jamesの看板ステーキとピザでみんなで打ち上げをしました。いやあ、ピンチもあり、楽しくもあり、実に振り幅の大きい一晩でした。

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kenbass_face  at 13:09コメント(381)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

「ともに生きる」

「ともに生きる」

生きている上での「夢」や「目標」はそれがなかなか達成されない事により、自分の中では常に広がり、繋がっていく。
「夢」とはひとつの完成形であり、「目標」とはそこに至るための道標。
具体的に結果がYes かNoかというわかる目標であれば、それは一つずつ答えも出るが、さらに「夢」への道にはいくつもの目標を掲げなくてはならず、「夢」へのステップは続く。そして多くの目標は達成できず、残るのは焦燥感。

しかし、その焦燥感の先にある「夢」というものもこれがなかなか具体的なものでなかったりする。例えば、夢というのが「庭付き一戸建てを建てる」とか、「箱根駅伝で優勝する」という具体的なものであれば、きっと目標も立てやすく、そのための努力も具体的になるだろうが、それは「夢」ではなく、「目標」であり、本当にあるものはそこから何を得たいのか、得られたのか、それが生活だったり、生き方だったり、人生そのものだったりするのではないか?すくなくとも自分にとって「夢」とはそういったものだ。「夢」とは具体的な「目標」の達成の塊 (かたまり) でありその履歴が表現する、輝かしい(そう期待する)全体像なのである。

知識、もの、評価、得たいもののために時に目標を立て、それを得たり、得られなかったり。音楽家の端くれとしての仕事、また作品を残したい、という欲求。そのために努力をするが、そのゴールは見えず、いつも物足りなさ、焦燥感がつきまとう。
果たして、その焦燥感とは何か。自分の手で獲得しえない現実だろうか。それとも結果の見えない焦燥感だろうか?

人は想い (=祈り) を通して多くのものと「ともに生きる」自由が与えられている。もちろん、すべての想いが得られるものではないが、その想いを持つ自由は平等に与えられている。「よりそって生きる」自由だ。

先日読んだ『ブルース・ピープル』 リロイ・ジョーンズ著のあとがきに、
すずきまさお氏がこのような文章を載せている。

〜私たちは「自分にもブルースは可能か」という問いをたててはならないのであり、逆にその問いを忘却し、ただ「反復」することによってだけ、ブルースと「ともにある」ことができるのである。〜

牧師はその仕事の結果「神」になろうとしているのではない。祈りを持って神と「ともに生きる」という選択をしているのだ。
これは(もちろん牧師ではないが)自分が幼い頃から身につけた生き方でではなかっただろうか?
「目標」は持つべきものであるが、何を得て、何を得られなかったか、という結果に一喜一憂して生きるのではなく、そしてマエスターになる「目標」を掲げるのではなく、音楽といつも「ともに生きる」という自由を謳歌し、家族、友人、生徒、そして神と「ともに生きる」自由と喜びを感じて生きていきたいと、改めて思う。


今年50歳というハードルを前にして、第90回箱根駅伝を応援しながら、いろいろ考えてみました。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。    
2014/1/3 自宅にて



〜何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。
そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。〜
新約聖書ピリピへの手紙 4:6 より






kenbass_face  at 12:50コメント(168)トラックバック(0) この記事をクリップ!