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二日目

夏期講習会二日目。今日は午後からの出動となった。午前中は個人レッスンで腕をあげた受講生の方々が午後はコンボ形式で実践する、という事に。今日はみなのびのびと弾いていて、昨日より全然いい。場に和んだのもあると思うが、じっくりレッスンを受けて少し自信がついたよう。コンボで演奏した後、山下先生のコメントがあるのだが、実に鋭い指摘をしている。「マル・ウオルドロン好きでしょ?あれは危険だから(笑)、スピリッツを学びなさい」「ワンコーラス目は書き譜でしょ?ツーコーラス目は即興でしたね」「自作ソロのメモリーだったんだあ〜」「今のは自己新記録!」等々。
ジャズを学ぶのも教えるのも非常にむずかしい。しかし、クラッシックを学んだ人にとっては、この上もなくとても不思議で、身に付けたい魅力的なスキルに違いない。音楽がその場で創造されて流れ出てくる現場は、音楽の楽しさの原点を見るようなものだろう。そのために、その楽しさを味あわせてあげるために、山下さんはがんばっている。今はその入り口としてジャズのスキルを教えてるのだと思う。そしてその後にはぜひ、そのスキルを創造的な音楽へとつなげて欲しい。
「何かこう、脳の中でショートさせて、音を生み出して欲しい」という、山下さんの言葉が印象的だった。

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