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「The Three Words 三つの言葉」(5)

「アーティスト」「プレーヤー」「ミュージシャン」

いずれも音楽家を現す名称として使われてますが、微妙にニュアンスが違いますね。「アーティスト」というと、芸術家の響きもしますし、尊敬を込めた呼び方でもあります。自分がそうありたい、と思っても、他人の評価なので、自分で言うと変でしょう。音楽ビジネスに乗せる場合、無理矢理ねつ造する場合もよくありますよね。「プレーヤー」はジャンルを問わずスキルの高い、もしくは広い演奏家のイメージで、ザ・仕事人的。「ミュージシャン」はもっと身近な感じがしますが、「好きなことやってていいね。」と羨ましがられてるのか、皮肉で言われてるのか、微妙な立場の匂いがします。何かの書類等で職業欄に記入する時、「ミュージシャン」って書くと何か軽くて、「音楽家」と書くと重いので、何回か「演奏家」と書きました。ほとんどは「自営業」でお茶を濁してますが・・。

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「えんずい」

おとといの東北の言葉の解説です。
「えんずい」・・・なんかしっくりこない。違和感がある。窮屈だ。
「にひょっこ」・・・寝るとき一個だけつける豆電球のこと。
「かばねやみ」・・・めんどくさがり、怠け者。「かばね」は体。「やみ」は「病む」の意。

地方に行ってその土地の言葉や発音に驚くことも多いですが、たとえば、「えんずい」なんかは、とても使いやすく、状態をよく表している感じなので、日常的に使いたい言葉です。みんなで使えば、標準語!
そういえば、小学校四年生で、埼玉草加の小学校から練馬の小学校に転校したとき、「練馬ってなまってるなあ」と思いました。自分がなまってたんですね。今思えば、どちらもさほど言葉が違うとは思えませんが、子どもの感性は敏感なのかもしれません。

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「The Three Words 三つの言葉」番外編

「えんずい」「にひょっこ」「かばねやみ」

ある東北地方の方言です。「えんずい」と「かばねやみ」は状態をあらわす言葉で、「にひょっこ」は名詞です。以外と同じ言葉がまったく別の地方でも使われていたりということもあるようなので、思わぬところでの共通語を発見する事もありますが、どうでしょう?
答えは明日・・。ちなみに何の意味、脈略もない「番外編」ですのであしからず。さて、東北弁はさておき、なかなか上達しない英会話のレッスンにでかけてきます。

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「The Three Words 三つの言葉」(4)

「ひるまない」「あきらめない」「あなどらない」

元全日本のバレーボール選手が語った、勝負の三原則です。基本的に音楽は勝負とは無縁だと思いますが、音楽コンクールやオーディションはある側面は勝負なのかもしれません。それはある判断基準を事前に設定しての事です。スポーツのようにルールがあり、勝敗の基準があり、かつ相手が存在しないと勝負は成立しないですね。音楽上でも勝った、負けたはあるようですが、基準がはっきりしないし、あまり意味の無いことだと思います。でも、この勝負の三原則はいろいろ応用できそうです。たとえば、自分の目標や夢に対してとか・・。

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「The Three Words 三つの言葉」(3)

「感」「観」「勘」

この「The Three Words 三つの言葉」コーナー、思ったより反響をメール等でいただき、調子に乗って第三幕。
今日のこの三つの「カン」は能力の開発を現す言葉です。漢字ってすごいですね。字をみればあえて説明はいらないでしょうが、「感」は物事を感じとる力。「観」は物事を客観的もしくは主観的にみる力。そして「勘」は経験から身につく直感的に思いつく力。Jazzの現場では、かなり要求される能力かもしれません。芸術一般に言えることと思いますが、バランスがとれていることが必ずしもいいことではなく、ある一点突出している強さもあるでしょうが、この三つの力を備えれば、どんな怪獣にも立ち向かえる(?)・・かも。(参照:メモ学入門/今泉浩晃著)


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「The Three Words 三つの言葉」(2)

「酒」「肴」「人」

居酒屋ではこの三拍子が大切なんだそうです。居酒屋といえば、学生時代のアルバイトの大半は大手居酒屋チェーン店でしたが、とにかく一晩中テンションの高い職場でした。「酒」「肴」「人」というともう少し落ち着いたイメージの居酒屋ですかね。確かに、「酒」を飲みながら、「つまみ食い」しつつ、「友達」がよくただ酒を飲みにきていた、ある意味三拍子そろった職場でした。
アルバイトといえば、昼間も何かしようと、西武園の警備員の仕事に挑戦しましたが、ただ二時間も立ってるだけの仕事ほどつらいものはなく、居酒屋の方が性にあってましたね、二日でリタイヤしました。何事も三日、三ヶ月、三年辛抱することが肝心らしいですが、せめて三日辛抱してみるべきだったですかね。今度、いい居酒屋を見つけたら、三日通ってみますか・・。

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「The Three Words 三つの言葉」(1)

「リズム」「メロディー」「ハーモニー」

音楽を生業(なりわい)としている以上、まず音楽の三大要素をとりあげなくてはなりません。
教師の立場からすると、この三つの言葉は教えやすいし、テストに出しやすいしですね。
しかし、どうもこんなにシンプル化していいのか?と前から少し疑問に思っていました。
確かに音楽を形成している重要なファクターではありますが、演奏者の立場からもう少し「三つの言葉」を探したいです。

実際、ベーシストとしてジャズを演奏する場合、「アンサンブルの土台をしっかり作る」ことがベーシストとしての大切な役割ですが、具体的には、(1) リズムをキープして、スイングさせる。
(2) サウンドする音を選び、ランニングする。(3) ソロパートでのインプロビゼーション。
の三点が主な柱となり、生徒にもその柱を目標として指導しています。この三点と音楽の三大要素をくらべてみると(1)はリズム、(2)はハーモニー、(3)はメロディーと合致します。
以上、そのどれかが欠けてもいい演奏はできません。しかしさらに、音楽の基本三要素に加えて、演奏する上で、最も大切な三要素があるように思います。それは、
(1)グルーブ(一体感をともなったリズム) (2)ダイナミクス(音の表情) (3)トーン(音色) です。
これらの要素が上手く絡み合って、アンサンブルの中でコミュニケーションができたとき、いい音楽が生まれるのではないでしょうか。

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The Three Words 三つの言葉

The Three Words 三つの言葉
〜the principles of a tripod 三脚の原理〜

「3」という数字には不思議な力を感じます。キリスト教でいう、Trinity (三位一体: 創造主である神,神の子であるキリスト,そして聖霊は一体であるとすること) や、そもそも、物体は「縦、横、高さ」の3次元で構成されている、ということ、また、音楽でいうリズムも原始的には三拍子がはじまりだった、と読んだこともあります。三拍子といえば、よく「あの人は三拍子そろってるねえ。」なんて使い方もしますね。四角形だって、三角形が二つでできていますし、二本足では不安定なものも、三本あれば安定します。それが、三脚の原理です。
現代の様々な情報や思想の中で、自分自身複雑なことをいかにシンプルに捉えていくか、というのがここ10数年の課題でもあり、興味の尽きないことでもあります。実際、様々な分野や世界でも以外と大切なことは「○、○、○」とシンプルに三拍子で表現していることが多く、そんな日常の「The Three Words 三つの言葉」を不定期ではありますが、思いつくままにこのBlogでもとりあげてみたいと思っています。これは、系統立てた哲学や思想ではありませんし、あくまでも雑記ですが、ご意見、ご感想、おしかり、励まし、アイディア、なんでも結構ですので、コメントいただけるとうれしいです。


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