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Live Report

2024年6月 Live Info


紫陽花の季節になりました。毎年、文京区白山神社で開催される「文京あじさい祭り」でスクールの皆さんと演奏しています。紫陽花の咲き誇る境内での野外ステージです。この時期ですので、雨に降られることもありますが、それもこれも季節を感じられるイベントとなっています。出演は6/9(日)特設ステージにて13:50より。もちろん無料です。白山の街が一年で一番、たくさんの人で賑わいます。
そして、今月のスペシャルは、6/14(金) 南青山 Electric Cafe。新しくできた、都心に佇む隠れ家的お店です。モダンな店内ですが開放感もあり、落ち着く素敵な空間です。ぜひお待ちしています♪


●6/1(土)
ウェスタ川越 小ホール「堀北やこJazzコンサート in 川越 Early Summer Concert」
お問い合わせ : 050-3348-6399 (SkyHighSoul)
堀北やこ(vo) 三木成能(p) 金子健(b) 海野俊輔(ds)

●6/8(土)
赤坂 G’s Bar
TEL 03-6303-2363
伊藤アイコ(vo) 上川ひろみ(vo) 金谷康佑(p) 金子健(b)

●6/13(木)
六本木 IZUMI
TEL 03-3408-4149
山本剛(p) 金子健(b) 片岡マミ(vo) 橘川円(vo)

●6/14(金)
南青山 Electric Cafe
TEL 03-6804-5533
緒方利菜(vo) 鈴木大輔(g) 金子健(b)

●6/20(木)
銀座 Swing
TEL 03-3563-3757
岸本美咲(as) 松山夏子(vib) リン・ヘイテツ(b) 金子健(b) 利光玲奈(ds)

●6/21(金)
千葉 eighty one JAZZ CLUB
TEL 043-222-0081
平賀マリカ(vo) 大原保人(p) 金子健(b)

●6/27(木)
大泉学園 In F
TEL 03-3925-6967
坂本千恵(p) 金子健(b) 坂本貴啓(ds,acc)

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2019 札幌ツアー そして、、、LCCの洗礼

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札幌へは昨年末のSapporo City Jazz 以来でした。
その時は2日間のみの滞在でしたが、今回は4泊5日。
初日は白石区にある「Legends」初来店。18歳のドラマー、高橋直希そして札幌を代表するピアニスト、山田敏昭とのトリオでした。
今回のツアーは在札のベーシストに楽器をお借りする予定で、丸腰で来ましたが、前日お店にも楽器がある事をHPで発見。
急遽、その楽器をお借りしました。マスターはギタリストですが、ベースも弾く様で、メンテも調整もしっかりしていた楽器でした。また、お客さまはお店の常連の楽器奏者もたくさん来ていただき、満席のお店はすごい盛り上がりとなりました。

二日目はもう長いお付き合いになる「kenny burrell」にて、昨夜と同じメンバーでのライブ。こちらは顔見知りのお客さまもたくさん来ていただき、歓迎してもらいました。初日のトリオの盛り上がりが凄かったので、「初日がピーク?」なんて冗談も飛んでましたが、さらに磨きのかかったサウンドですっかりレギュラーサウンドになりました。

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そして三日目、あの「Slowboat」へ。福居良さんとの思い出いっぱいのお店ですが、店主の康子さんをはじめ、スタッフ、お客さま、そして多くのミュージシャンからのお店、そして良さんへの想いは変わらず、その中に浸ってのライブは至福の時間でした。この日のメンバーは山田敏昭pと江頭良人dsとのトリオ。この三人では初めてでしたが、そんな事はちっとも関係なく、満席のお客さまにとても喜んでいただけました。山田敏昭アレンジの”Mellow Dream”(曲:福居良)も大好評でした。
そして、打ち上げは、、、「めんよう亭」へ。名物マスター、炸裂でした。

さていよいよ最終日は、再び「kenny burrell」へ。この日は「kenny burrell」に集まる方々とのParty & Session 。
スーパー高校生第二弾!噂では聞いていた、スーパー高校生ギターリスト平田晃一くんも参加してくれて、端正なジャズギターを披露してくれた。きっと学校の成績もいいんだろうなあ、なんて感じてしまうほど、知的な演奏でした。
常連さん達とももちろんたくさん演奏して、楽しい時間はあっという間に過ぎました。

九月に整形外科で手術をし、しばらくおやすみをしていた山田敏昭さんは、現場復帰からまだ日が浅く、痛み止めを飲みながらの四日間でしたが、熱のこもった、素晴らしい演奏でした。お世話になりました。ありがとうございました。

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そんな素敵な時間を過ごし、日曜日、即位のパレードの時間位に新千歳空港を成田に向かって飛び立つはずが、、。

最後にちょっとした試練?いや、LCCの洗礼を受ける羽目に。

今回の札幌ツアーは事前に楽器を現地でお借りできる事になり、ならば少しでも経費削減で!とLCCのエアチケットを購入しました。
成田に車を預け、(これも格安で)
往路は何も問題なく、新千歳⇒札幌⇒ホテルと到着できました。
そして最終日。15:25のJ社の成田行きに乗る予定でホテルを11:00にチェックアウト。少し観光や、買い物ができる余裕がある時間でしたが、スーツケースもあり、身軽では無いので、今回ツアーに同伴していた妻と早めに手荷物を預けて、空港でお土産を買ったり、昼食をとったりしよう、という事になりました。
J社のカウンターに行って唖然。予約便が欠航になった、との貼り紙。雪とかじゃなくで、(晴天でした)理由は「機材繰り不備のため」、じゃあ、前後の便に振り替え?とカウンターできいたら、空きがひとり分しか無い、と。そして、臨時運行便があるが、現在、整備に不備が見つかり、何時発になるかわからないと。しかし、選択肢はそれを予約するか、払い戻しで、別の航空会社に変更するか、しかない。
しかし、成田行きは限定されていて、空きがあるかわからないので、一旦臨時運行便を予約し、出発フロアの真反対にあるP社という、なんとも頼り無さげな社名のLCCカウンターへ。もちろん、スーツケース持参で。
カウンターで相談出来るかと思い、行列には妻が並び、ぼくは手荷物カウンターの案内係を捕まえて、様子を伺う。
すると、チケットはスマホで買え、と。カウンターで買うと手数料がかかるから、と。そんなあー、と思いながらも、言われたまま、立ったままログイン。みんな経験あると思うけど、色々入力欄がたくさんあって、めちゃくちゃ面倒。
でも、何時出発かもわからない臨時運行便を待つよりも、と思い、残席2のチケットをスマホでゲット。出発時間も当初と10分しか差がない。今度こそ、手荷物預けられる!とカウンターに行くも、手荷物お預けは出発時刻から逆算して、14:05まできないそうで、その時点では13:30。まあ、じゃあ、取り敢えずチケットは買えたから、真逆のJ社までまた移動して、キャンセルと払い戻しを請求。
ところが、キャンセルはできるものの、払い戻し請求はネットで、だと。いちいち面倒くさい。

まあ、それでも何とか気を取り直して、お土産を買いに行こうかな、と時間をみたら、もう手荷物を預けられる時間に。
よし、じゃあまず少し身軽になって、とまたカウンターに並んで、手続きをする。しかしいきなり、先ほどチケット購入時に座席指定をしたはずが、ひとりしか予約してない、と言われる。
チケットはスマホで買ったけど、座席指定は30分前にチェックインとともに、カウンターでやりましたよ、と。座席9A,B まで珍しく覚えてる。2枚買って、一緒にチェックインして、ひとりだけしか座席指定しない訳ないよね。明らかに、そちらのミスなのに、完全こちらが悪い、という態度。しばらくコソコソ相談の後、「空いてますので、大丈夫です」だそう、、。。
そして、ずーと預けたかった手荷物は、さらに別のカウンターに自分で預けに行くという、さすがLCC。

その時点でもう、14:20くらい。急いで、お土産買って、蕎麦を食べて、15:00には手荷物検査場に着く。
「15:35発成田行きのお客様は搭乗口からバスでの移動です。出発30分前には検査場をお通り下さい。」
を連呼し、「20前に搭乗ゲートじゃないの?」と並んでるお客さんが文句を言う。
「お手元の搭乗チケットに検査場は30分前と書いてあります!」とマイクで攻撃的に連呼している。こっちだって急いで来てるのに、
検査場が混んでるから仕方ないよなあ、ましてやまだ35分前だし、一応ルールにはのっとってるんだし、そんなにすでに並んでいる人に連呼する必要があるか?いや、もうLCCはこういうシステムなので皆さんお知りおき下さい!と今日はギリギリ時間前に並んでるけど、次回以降はもっと早くここに来てください!と怒っているとしか聞こえない。

何とか検査場を通過。小走りで、いちばん端っこの搭乗口に着き、朝のラッシュくらい混んでるバスに乗り込む。この時、何故かふと頭を過ぎったのは、フランクルの「夜と霧」。アウシュビッツの収容所に移送される様子。数分でP社の機体が人の頭越しに見えたが、降ろしてくれない。
「機体整備のため、少々お待ち下さい」
ここまで散々急がしておいて、満員のバスでお預け。乗客のイライラパワーを肌で、感じながら刻々と時間は過ぎ、定刻出発時間も過ぎ、そして缶詰めから解放されたのは、およそ30分後。何と引き返して、再び搭乗口ロビーへ。理由は、「機体整備に時間がかかるので」という事。

そこで待つ事2時間半。このブログを書き始める。
定刻15:35の便に乗るはずが、18:30過ぎにやっと再び搭乗口から入る。そして、またバス移動。今度こそこのバスから降りて、タラップを上がれるか!
機内座席に座ってのち、機長からアナウンスがあった。「燃料タンクの一部に不備があり。大変ご迷惑をおかけしました」その修理に間超かかったって事。これで飛ばないなんて事になったら、自腹でもう一泊でした。
結果、成田着は、21:00くらい。何とか無事帰って来られた、、けど。

恐るべし、LCC。人材、機材、最小限にして、利益を確保するとともに、安価でチケットを提供する。だから、ちょっとしたピンチには弱い。しかし、問題はそこにはなく、LCCだから仕方ないでしょう、的な感性が放出しまくっていて、何か大切なものを失っている気がする。カウンターの女性、手荷物検査場のアナウンスしかり。
多分、もう乗らないかなあ、お金じゃないよね。お金削って、心まで削れるのは本望ではなですね。

でももちろん「旅は色々あるから、楽しい」という想いは変わりません!また行きます、札幌。


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"平成最後のクリスマスイブの思い出"

今年のクリスマスイブは寺井尚子クインテットで朝6:50東京発の新幹線に乗って、姫路へ。そしてさらに車で1時間弱の加西市民会館に行ってきました。
11:00頃会館到着。いつものように舞台上で楽器のセッティングをはじめようと、ケースを開けて、愕然。
ベースのネックが折れている、、、。
今朝、車から出すときヘッドを少しぶつけて、コツンと鈍い音が聞こえて、冷やっとしたのですが、まさか!

そこからが大変でした。
果たして今日このベースが弾けなくて、どうするのか?と。
スタッフ総動員で知恵を絞ってくれて、まずは、楽器の手配を。そして、ネックの折れた楽器を養生テープとガムテープでまずは見た目だけ復元。

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楽器は明石で借りれる事がわかりましたが、取りに行って戻って来なくてはならず、往復でおよそ2時間。その時点で開演まで3時間あったから、何とか本番には間に合う!ただ、どんな楽器かはわからないけど。

見た目は何とか復元したけど、指板が下がってしまい、握りこぶしが入るのではないか!という弦高。

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このままじゃ弾けない!サウンドチェックは、ドラム、パーカッション、終わりコンサートの準備は予定通り進んでいるのに、弾くべき楽器がない、この無念さ。この楽器で演奏できないなら、これから届く楽器を待つしかない。
いや、何か手立てが無いかと、楽器の主治医の岩田さんに電話をする。
繋がった!
まずは、姫路近辺に知り会いのベース奏者はいないか?と聞いたが、「残念ながら、、」のお返事。
しかし、「まずは写真を送って下さい」と。そして、その直後に、対処法の画像が送られて来た。さすが専門家。演奏家はこんな時、あたふたするだけなのに、、、。
なるほど、指板がお辞儀しちゃってるので、つっかえ棒になる角材をボディと指板の間に立てるのか!
早速スタッフの方々にお願いして、高さおよそ7cmに角材を切ってもらい、セット。
行けるかも!と会館着いて初めて思った。

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その後、恐る恐るサウンドチェック、リハーサルと無事終え、お弁当食べてる時間に楽器が別々の場所から二台も到着。
感謝、感謝!
二台ともチューニング、サウンドチェックをして、いざという時に交換できるように準備。
残念ながら、一台は表板が割れていて、ディストーションがかかってしまうので、断念。
そして、もう一台はロカビリー仕様のベースなんだけど、ちょっと魅力的(笑)
骨折したベースが本番中に使用不可なった時用に、上手の袖で、待機。

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そして、クリスマスコンサートは始まりました。

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多少、サスティーンや、テンションに違和感があるものの、骨折していても、レギュラーベースなので、何とかコントロールしながらコンサートは進んで行きました。
ネックにかかる重圧のせいか、多少弦高が上がってきて冷や冷やしつつも、本当に、最後まで爆発せずに、耐えてくれました。
ぐるぐる巻きにギブスをしつつも、果敢に挑戦、いや、演奏してくれた愛器が、愛おしく思いつつ、もっと大切にせねば、と改めて思いました。

また、緊急事態に暖かく助けて下さった、スタッフ、寺井尚子さんはじめメンバーのみなさん。
改めてありがとうございました。

日帰り行程でしたので、終演後は車、新幹線と乗り継ぎ、また同じ道のりを帰ります。
そして、今更ながらハマっている、
海外ドラマの"24"も新幹線車中でシーズン3が終了し、改めて一日を振り返りなが、長い一日が終わりました。

最後に私事ですが、このクリスマスコンサートを最後に、丸3年レギュラーで活動した、寺井尚子クインテットを自分の都合で退く事になりました。
この場を借りて、関係者の方々、ファンクラブの方々、改めてありがとうございました。またどこかでお会いてきれば、と思います。









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チャペルジャズコンサート2018

ここ10数年、(正確に数えてないので、わからないのですが、、)毎年恒例の久留米キリスト教会での “チャペルジャズコンサート”、今年はトリオに息子がゲスト(おまけ)で参加しました。幼稚園くらいから必ず聴きに来ており、その子が演奏で参加するという事で、教会の方々はみな親戚のような温かさで迎えてくれました。一昨年、bf Under-20バンドのメンバーとして、このコンサートでも演奏しましたが、今回はフライヤーにも掲載して頂いたので、教会デビュー的な感じにもなったのかもしれません。
実際、ベビーシッターをお願いした方々や、人生の様々な局面で支えてくれた方々が、牧師夫妻をはじめ、多くいらっしゃいます。
こんなに多くの方々に家族のような雰囲気で包まれるコンサートはなかなかないと思います。
当然、演奏も自由に、そしてスリリングに翔けたし、トリオの醍醐味も聴いて頂けたと思っています。
息子ともアンコール入れて5曲同じステージで演奏するのも初めてでしたが、2度のシアトルのジャズキャンプ参加や、アルバイト先での演奏、またクラシックでの多くの経験がしっかり身になってきたな、という内容でした。
まあ、多少はゆるい評価かもしれないですが、また来年も呼んで頂けたので、成長を見守りたいと思います。

今年のメンバーは
田村和大 piano 
今泉総之輔 drums
金子礼 alto & soprano sax

ぜひ、来年も聴きに来て頂けたら嬉しいです。
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"石と賢治のミュージアム太陽と風の家)"にて

岩手県一関市東山町にある、"石と賢治のミュージアム太陽と風の家)"にて、
~宮沢賢治の童話『やまなし』の朗読と音楽、ジャズえとせとら~といったコンサートがありました。
メインの出演は現在がんと闘病中の鈴木須美子(朗読、歌)、谷川賢作(piano)そして私。
他、東山の小学生の朗読や、賛助出演などもあり、多くに方々と共に作ったコンサートになりました。
須美子さんからは十数年前からこの企画のお話を頂いておりましたが、今回、賢作さんという、強力な味方とともに実現の運びとなりました。

会場となった、石と賢治のミュージアムの中には図書室「双思堂文庫」があリます。
賢治関連図書、研究書はもちろん、宗教、科学、歴史、様々な蔵書がありました。
今回、なんと出演者控え室がその部屋でした。
宮沢賢治の研究家であり、理学博士でもある斉藤文一氏からの寄贈図書と賢治を工場技師に招いた工場主からの寄贈図書で埋め尽くされたその部屋には、今回ご一緒した谷川賢作さんの祖父であり、賢治の才能をいち早く世に紹介した、谷川徹三氏の著作コーナーなどもありました。ピアニスト賢作さんは三世代に渡ってのご縁、ということでしょうか。
また、アインシュタイン関連図書コーナーもあり、そこに、叔父であり、科学史家の金子務の著書を5〜6冊見つけました。著作の「アインシュタイン・ショック」はなぜか2冊も並んでました。
先日お見舞いのお礼にと、叔父から新書が自宅に届いたばかりでもあり、別の本ですが、最近叔父の著書から宮沢賢治に関する記述も発見していたので、何かの縁を感じた時間でもありました。
コンサートでは「やまなし」「雨ニモマケズ」「農民芸術概論綱要」などの朗読を聞き、共演の機会を得ましたが、賢治の"四次元幻想"の一端に触れられた、貴重な時間となりました。

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Benny Green Trio @ Cotton Club

丸の内Cotton Clubに Benny Green(p)Trio 、David Wong(b) Carl Allen(ds)を聴きに行きました。Cotton Clubの公演はここ何年か全て聴きに行っていますが、今回は少しラッキー。
というのは、3Daysの最終日しか都合がつかなかったのですが、初日、2日目とまさかの公演キャンセル。
ビルの配管の不都合でライブができず、何とか最終日には修繕が間に合ったそうです。
ということで、客席は満員御礼。Carl AllenとBennyさんの組み合わせは、30年くらい前に初めてkeystone Cornerでトリオを聴いて以来でしたが、いつも以上にBennyさんがリラックスして遊んでいるように弾けていました。
A Weaver Of Dreams というスタンダード。ほぼAnother YouのChangeのようでしたが、いい曲でした。今度やってみたいと思ってますが、あの感じどうしたら出せるかな。

写真はKBS Trioの順番に並ぼう!とベニーさん。また三人でやりたいですね。来年はできるかな?
写真は後藤誠さんに頂きました。
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1/13 立川 Jesse James での再会セッションとその顛末

1/13 立川 Jesse James で国音ジャズコース卒業生たちと一緒にライブがありました。
卒業後バークリーに留学中の小田桐和寛(ds)が一時帰国しているという事で、彼よりひとつ後輩の寝占友梨絵(vo)から昨年末のbf Sessionの時に一緒にライブを、と誘ってもらいました。メンバーは小田桐くんと同級生の佐々木はるか(sax)、兼松衆(piano)、という面々。
この世代のジャズコース生は個性的であり、優秀なメンバーがたくさんいて、卒業後もしっかり活躍しています。そんなメンバーでのライブという事で、「中央フリーウエイ〜♪」を飛ばして立川に向かいました。みんなとの久しぶりの再会を喜び (お店のマスターとも)、さあ、楽器をセッティングしてリハーサルをはじめよう、と気持ちも穏やかに高まっているその時、事件が起こりました。
ベースケースのファスナーをかがんで開けようと思った瞬間、「びりびり」とズボンがいやな音をたてました。一瞬「うん?」と理解に苦しんだのち、大変な事体になったことに気がつきました。ズボンのおしりが裂けたのです。そして頭のコンピューターがいつになくフル回転。立ったままではその状態が把握できないけど、1.妻に本番までにズボンを届けてもらう 2.今みんなに申し出て、リハやめてズボンを買いに行く 3.リハ後にユニクロに走る! 1と2は現実的じゃなかったので、却下。譜面が配られるわずかの時間に「立川 ユニクロ」とググって、何事もなかったようにリハーサルがはじまりました。インスト、うたもの合わせて2セット分。さすが音大卒業生。ややこしい譜面も難なくこなし、バンドのサウンドも予想以上に素晴らしい。そしてテクニックはもとより、それ以上の音楽的なスキルがものすごく高い。全員がサウンドを丁寧に紡ぐ術(すべ)を知っている。
そんな結構感動的なリハも時間が来て終了。しかし、本番までそれほど時間がない。試着してお直ししてステージに立つなんてこれは無理。では何とか傷口を広めないようにそっと歩いたり座ったりして、このまま過ごすしかない、という結論。実は帰宅するまでその傷口は見られなかったのですが、パックリ15cmほど裂けてました。ただ、ちょうど見えにくい場所だったのが不幸中の幸い・・。
ライブは彼らの同級生や、現役の学生、ご家族、そしてファンの方々、と満員御礼。リハで感じたサウンドの良さは本番ではさらに「お・と・な」な仕上がりになりました。もうしっかり活動しているメンバーなので、あえてぼくが意見するべき事はないけど、メンバー全員、ちゃんと聴きあっているし、主張もあるけど、ちょっと引いて聴かせる技もある。とてもバランスのいいプレイヤーに成長していました。実は演奏中一回「うるっ」てきちゃいました。彼らと知り合って母校で一緒にジャズを学べて、何年か後にこうしてまたステージで一緒に立てるとは。このちょっとした時の熟成がよかったのかもしれませんね。これからさらなる熟成がとても楽しみです。
そんな特別な時間だったので、ズボンのことはすっかり(いや、ちょっとは)忘れられていたのですが、ライブ終了後、聴きにきてくれていた弟子のウッチー(bass)にスボンの事を告白し、見た目大丈夫かどうか確認しました。「いや、全然わかりませんよ (笑) 」という言葉に救われ、Jesse Jamesの看板ステーキとピザでみんなで打ち上げをしました。いやあ、ピンチもあり、楽しくもあり、実に振り幅の大きい一晩でした。

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'KBS Trio Tour 2012' 御礼

'KBS Trio Tour 2012' が昨夜無事全公演終了しました。

10/9 にツアー用に車を借り、ベニーさんを成田に迎えに行く、というところからがぼくにとっての具体的なツアースタートですが、その準備は5月くらい(構想は年初ですが)からはじまり、bookingもさることながら、エンターテイメントVisaの取得、自主公演の会場保、N.Y.のエージェントとのメールのやり取り、契約書の作成等ど・・多くの仕事が必要となります。
(今回は2010年のツアーに続き2度目ですので、少しは要領を得てきたかも・・)

しかしその大変な仕事はすべて、ベニーさん、智さんと一緒に演奏し、各地を周り、ジャズの話をし、多くの出会いと、多くのお客様に喜んでもらえることですべて報われます。(CDもたくさん売れましたし!)

そしてぼくにとってかけがえのない多くのものを手にできるのです。
その着地点が想像できるからこそ、すべてのことがスタートするのです。

昨夜、13日間に及ぶ全行程のフィナーレともいえるライブが秋田'Cat Walk'でありました。
ステージ後ろの壁一杯の来日ジャズメンのサインとともに、1stステージからとてもリラックスしたライブとなりました。
やはり三人の中でこの最終公演を楽しもうという気持ちが一致したのだと思います。

この日を迎えるまでたくさんの試練やハードルもちゃんと用意されていました。
ツアーもまた人生の一部ではありますが、縮図のようでもありますね。
成田でパスポートを落として声をかけてもらえたり、ベースのネックを折ってしまったり(正直、かなり心も折れました)、新幹線チケットなくした事件などなど・・。
でも多くの方々にささえられて、このツアーも大成功となったと思います。

今はまだ秋田のホテルです。
ベニーさんは訳あって本日夕方のフライトに変更した関係で、一人で成田に早朝旅立ちました。
大丈夫かな・・。
ぼくと智さんは予定していた新幹線で東京に帰ります。
家に着くまでが遠足、ですよね。

このツアーに関わっていただいたたくさんの方々、お客様、すべての方々に感謝です。
ありがとうございました。
またやります!
'KBS Trio'でしか出来ない音楽をお届けします!

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「session 2011」八木隆幸TRIO

昨年の「Songs」の収録以来かもしれないですが、渋谷のNHKに行ってきました。
「session」がふれあいホールという隣接の場所に収録が移ってからはお初です。
280名ほど収容できるこの会場ではTVやラジオ様々な公開番組が収録されているようです。
今回は「session 2011」と題したFM番組のライブ収録。出演は八木隆幸(p)トリオでベース金子健、ドラムス高橋徹でした。ご来場いただいたジャズライターの後藤誠さんのBLOGに演奏曲目やら詳細をUPして頂いております。(ツアー情報まで!)
今週の八木隆幸pトリオはB♭のライブに始まり、NHK収録、そして来週は一週間ツアーとなかなか精力的に動いております。
この番組は4/10(日)の23:00、NHK FMでの放送となります。(その日さだまさしの誕生日です、確か。そう憶えてください)

最近TwitterでつぶやいてBlogがおろそかになってしまっておりますが、ツアー日記はまたリアルタイムでUPしますから、ぜひ見に来てくださいませ。
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ken's trio Live in 安養寺

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2008年3月8日にken's trioでLiveをやらせていただいてから、2年。以前は地下にある80人位入るイベントスペースでのライブでしたが、今年は本堂でのライブとなりました。地下にはベーゼンドルファー、そして本堂にはなんとスタインウエイのフルコンがあります!
安養寺でのコンサート企画は今回48回目。一度も雨に降られた事がないということで、梅雨にもかかわらず晴天。そして130名以上のお客様が集まってくれました。

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写真はリハーサル時の会場。


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そして本番はこんな感じに。


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背中には龍の織物。インドだったかな?200年前のものだそうです!




とにかく安養寺は建物もものすごく手入れが行き届いており、そしてご住職のこだわりが隅々まで感じられる、本当に素晴らしい空間です。
ご住職が「響き」という仏の道の話をしてくれましたが、まさに同じ時間、同じ場所で演奏者、お客様、そしてこの建物、すべてが響き合った素晴らしい日となりました。
打ち上げのワインも美味しかった〜!ご住職、ジャズとワインにはめっちゃ詳しい。また呼んでください!

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KBS TRIO @東京倶楽部 

6/11 東京水道橋の東京倶楽部にて KBS TRIO 1stCD「What Am I Here For」の発売記念ライブがありました。世界的なピアニストであるBenny Greenさんとのライブは今回初めてです。緊張というか、興奮しました。満員御礼の東京倶楽部は始まる前からすごい熱気に包まれており、かなりの至近距離でのライブとなりました。
ピーターソンスタイルのセッテイングでBennyさん、井上智さんとも距離が近く、息使い、手の動き、そして心の動きまで感じながらのライブとなりました。1stの最後の曲「All God's Chillun Got Rhythm」は超ハイスピード。実はレコーデイングの時に二種類のテンポで録音しており、リハの時ベニーさんに「どっちのバージョンでやる?」と聞かれ「Very Fast Version!」と言ってしまったのに多少後悔しつつ、何とか着地し、休憩時間は肩で息していました・・。
まあ、みなさまご存知と思いますが、何たってOscar Petersonの後継者ですから、凄いのなんのって。そこにまた超ハートフル、ソウルフル井上さんがからむからむ!
とにかくSpecialなOne Nightとなりました!

秋にKBS TRIOでのツアーも予定しております。ぜひチェックしてくださいね。

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〜リハーサル風景〜

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〜ライブ終わって・・〜
(photo by makoto.G)

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